2011年02月07日

03.スポーツ

紀の川模擬国体成年女子ソフト大会

世界一の投球を披露した上野投手

世界一の投球を披露した上野投手

紀の川市などは、 4年後に開催される紀の国わかやま国体を見据えて気運を高めようと5日、 同市貴志川スポーツ公園野球場に、 北京オリンピック金メダリストの上野由岐子投手、 峰幸代捕手らを擁する女子ソフトボールチームのルネサスエレクトロニクス高崎を招き 「紀の川模擬国体成年女子ソフトボール大会」 を開いた。 国体近畿ブロックに挑む県選抜チームとの試合や練習体験もあり小中高校生をはじめ約2000人が一流選手のプレーを肌で感じ、 スポーツ談議に花を咲かせた。 しんぽう写真館はこちらから

TEAM12345
県選抜000011
ルネサスエレクトロニクス高崎1102X4

(5回時間切れ)

注目の県選抜とルネサスエレクトロニクス高崎の試合は午後にプレーボール。

県選抜はルネサス先発上野投手に2回4三振と攻略できず、 ゼロ行進が続いた。 4点を追う5回表、 この回からマウンドに立った大工谷投手をとらえる。 先頭の岡田が中越え2塁打を放ち、 犠打で3塁まで進むと、 続く森の中犠飛で生還。 1点を返した。

県選抜の森沙耶香主将(22)は 「一流選手のプレーをたくさん学ぶことができた。 この経験を糧にして向上していきたい」 と話していた。

同球場は4年後の国体でソフトボール競技の会場。 上野投手や峰捕手はチームメートらと到着後、 ランニングやキャッチボールなどのウォーミングアップを開始。 練習の合間には元全日本のスラッガー宇津木麗華監督が観客に対して、 走ることの大切さやアップ時の気持ちの持ち方を説明した。 小学生を対象としたミニ教室も開かれ、 選手と一緒にボールを使わない運動で体を動かした。

参加した粉河ミニチェリーの具路まどか主将(12)は 「目の前で選手を見て大きさにびっくりした。 みんなやさしく接してくれた」 と話した。

セレモニーでは、 中村槇司市長が 「多くの県民が各地から来てくれてうれしく思います。 紀の国わかやま国体を成功させるための初めてのイベント。 盛り上がることを願っています」 と歓迎のあいさつ。 仁坂吉伸知事は 「世界一のチームを迎え、 県選抜と対戦してもらうことは素晴らしいこと。 国体に向けて励みになるような試合をしてほしい」 と述べた。 上野投手ら主力の速球を打席で体感や宇津木妙子シニアアドバイザーによるノックに中高生も挑戦、 会場は歓声で溢れた。

宇津木シニアアドバイザーは 「たくさんの人が集まってくれて驚いた。 ソフトボールに対する熱い思いが伝わり、 これからもスポーツを通して活性化に役立ててほしい」 と話した。





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