2011年02月07日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

天文台友の会がマリーナシティで星空観察

すばるを観察する参加者たち

すばるを観察する参加者たち

環境省による全国星空継続観察 「スターウオッチング・ネットワーク」 が5日、 和歌山市毛見の和歌山マリーナシティロイヤルパインズホテル中庭で実施された。 みさと天文台友の会 (紀美野町松ケ峯) 主催。 スタッフ、 一般合わせて約30人が参加し、 双眼鏡を使い 「すばる」 と呼ばれるプレアデス星団を観察した。 データはまとめて環境省に提出される。

スターウオッチング・ネットワークは大気の状況や光害について考えてもらおうと、 環境省が昭和63年から行っている事業。 夏と冬の2回、 全国で一斉に星空観察を行い、 大気の状態を調査する。 大気がちりやほこりで汚れていれば見えにくく、 澄んでいればよく見える。 これまでもみさと天文台で毎年観測してきたが、 同天文台以外の場所で調査するのは今回で2回目。

「すばる」 は狭い範囲に小さな星が密集しているのが特徴の星団。 参加者らは双眼鏡を使い、 用意された星の位置が記されたノートに沿って夜空を観察。 アトラス、 アルキオネ、 エレクトラなど星団の中でも明るい星は比較的簡単に見付けられたが、 周辺に点在する小さな星は見付けるのが難しかった。 参加者はよりたくさんの星を見付けようと良く目を凝らしてチャレンジしていた。 また、 同会メンバーが持参した天体望遠鏡を使い、 木星やおおいぬ座のシリウスなども観察し、 星座に親しんだ。

調査に参加した松本紗也加ちゃん(7)は 「星ってとんがった形 (☆)をしてると思ったけど、 丸くて違った」 とにっこり。 同会世話人の松本隆信さんは 「普段星座を眺めたことのない人に星を身近に感じてもらいたい。 これからも続けたい取り組みですね」 と話していた。





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