2009年02月15日

03.スポーツ/062紀州レンジャーズ

紀州レンジャーズがキャンプで手応え

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ベースランニングでグラウンドを駆け回るレンジャーズナイン

県民球団・紀州レンジャーズのキャンプがスタートして2週間。和歌山市の県営紀三井寺球場を中心に練習が行われ、監督やコーチの厳しいげきが飛ぶ中、下半身強化に重点が置かれ、シートノックや打撃練習も本格化している。18歳とチーム最年少の松井勇気選手は「全員が打ち解けていい雰囲気。練習はきついが楽しく、野球に対する考え方も変わってきた」と早くもキャンプの成果を実感しているようだ。

練習は、ほぼ毎日午前10時から午後4時まで。藤田平監督の方針で、下半身強化を最大の目標に掲げる。
午前は、ランニングで体を温めると、次は長中距離(約50 - 100メートル)のダッシュをそれぞれ5本ずつ。20メートルから30メートルの短い距離のダッシュも2本こなす。投手陣はさらにダッシュを数本繰り返し、野手陣は、ベースランニングで実戦を想定して走り込む。その後、シートノックを実施。派手なプレーは要求せず、「体の正面で捕球する」など基本重視の練習が行われ、午後からは、打撃を中心に練習している。
ダッシュの練習中には、河埜敬幸コーチが「ゴールの2メートル手前でスピードを落とすなその2メートルが1年を通したシーズンで大きな差になるぞ」などと大きな声を掛けてナインを鼓舞。ナインからも「うぉ - 」「よっしゃ - 」など、威勢のいい声が返ってくる。
足を少し痛めている選手はいるものの、今のところ大きなけが人はなく、全選手がレギュラー取りに向け、ひたむきに練習に取り組んでいるようだ。河埜コーチは「みんな明るくやっている。すでに調子の上がっている選手もいるよ」と笑う。竹中則行社長も「共同生活を通して選手が打ち解けてきている」と話す。孝太郎内野手(22)は「すごく充実しています。練習はしんどいけど、開幕に合わせたい。すでにモチベーションは100です」と力強く話した。
練習は公開されているが、練習場所は同球場以外に有田市の河川敷の球場などで行うこともあるため、「問い合わせの上、球場まで足を運んで選手を応援してほしい」と竹中社長。問い合わせは、紀州レンジャーズ事務局(073・460・2407)へ。



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