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体験から検診の大切さ、家族の支えの大きさを語る山田さん |
紀の川市ピンクリボンキャンペーン推進本部(本部長・中村愼司市長)主催の乳がん検診啓発講演会が14日、市役所南別館 「ホール田園」 であり、乳がん摘出手術を受け元気に講演活動などを続けているタレントの山田邦子さんが 「ワハハでいこう」 を演題に講演した。山田さんは、がんが見つかったときのことや病院での検査と手術の様子などの体験を通して、検診の大切さと家族の支えのありがたさを語った。
講演の前には、上名手小学校児童がピンクリボンキャンペーンソング 「紀の川のほとりで」 (詩・曲=田中卓二)を合唱。山田さんは、テレビ番組の乳がん発見法で自分の胸に梅干しの種ほどのしこりがあるのに気づき精密検査を受け乳がんが分かった。
「それまで病気なんかしたこともなかった。初めての病気が乳がんだった」 と話し、20人に1人は乳がんの状況や2人に1人は何らかのがんにかかっている状況から 「マスコミなどはがんは怖い怖いとあおりすぎ。早期発見なら、こんなに元気になる。紀の川市は今、乳がんの検診率が40%位だそうですが100%にしたいものです」 と早期発見のために検診の大切さを訴えた。
がんが発見されてからも、病院でさまざまな検査で手術を受けるまで1カ月半もかかったことを説明。一方で、「家族(夫)が何と声をかけていいのか分からず悩んでいた事に気付かなかった。他の患者のご主人との付き合いで、同じ悩みを打ち明けられ気が楽になったようだ。支えてもらった夫に感謝している」と家族の支えの大切さを話した。
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