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大橋建一和歌山市長は4日、 和歌山電鐵貴志川線、JR紀勢線、南海加太線の3路線を一本化する構想があることを明らかにした。 3月定例市議会で宇治田清治議員(市民クラブ)の代表質問に答えた。
大橋市長は、 昨年10月国土交通省の総合政策局長、 鉄道局長と面談し、 貴志川線へのさらなる支援を要請。 先月には、 和歌山電鐵の小嶋光信社長と中村愼司紀の川市長、 県の担当者の4人で21年度創設予定の 「ハード整備支援補助制度」 の活用を同省に要望した。
この制度を活用することで、 貴志川線がJRと南海に乗り入れるための電圧を変更する変電所等の改修費用の補助が受けられるという。 貴志川線は現在、 電圧600ボルトで、 JRと南海は1500ボルト。
一本化することで利用者の利便性が向上するだけでなく、 市の観光振興や地域の魅力向上、 中心市街地活性化につながるとし、 大橋市長は 「必要な環境整備の取り組みについて、 国や各事業者に働きかけていきたい」 と話している。
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