海南で2大産業まつり盛況

海南市で7、 8の両日、 漆器と家庭用品、 2つの地場産業まつりが開かれ、 各会場は市内外から訪れた多くの来場者で活気にあふれた。

漆器のまち、 黒江では第21回 「紀州漆器まつり」 (同実行委主催)が開かれ、 歩行者天国となった川端通りには大漆器市、 うまいもの横町など、 さまざまな露店が立ち並んだ。 毎年、 「ジャンボ漆器」 を出品している紀州漆器組合青年部は、 ことしは漆器の技法でミカンの皮を加工した伝統の 「みかん杯」 70個を製作し、 その高い技術力をアピールしていた。 また、 特設ステージでは演歌歌手・月川るりさんのコンサートや 「紀州蓮」 の阿波踊りなどもあった。

初日は約2万5000人、 2日目は約3万人が来場。 同組合の井本剛理事長は 「天気に左右されるので好天に恵まれて良かった。 来年からも、 お客様のニーズに応えて新しいものを取り入れながら、 紀州漆器をPRするイベントにしていきたい」 と話していた。

一方、 日方の海南保健福祉センターでは第6回 「家庭用品まつり」 (同実行委主催)が開かれた。 会場ではキッチン、 浴室、 ガーデニング、 レジャー用品など、 さまざまな生活グッズが買い得価格で販売され、 主婦たちは我先にと目当ての商品を買い求めて、 買い物袋を両手いっぱいに抱えて満足そうだった。

買い物客で大混雑する会場(家庭用品まつり)