2009年11月10日

00.社会

りらの学生が電車内で能を披露

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電車内で仕舞を披露

世界で初めて電車の中で能楽を公演。 紀美野町のりら創造芸術高等専修学校 (山上範子校長) の学生が7日、 和歌山電鐵貴志川線の走る電車内で能や太鼓 (ジャンベ) によるアフリカ民族音楽などを披露した。 乗り合わせた乗客は、 思いもよらない突然のショーに大きな拍手を送っていた。

紀美野町真国宮の同校を中心に22、 23の両日、 日本で初めて開かれる 「世界民族祭in真国宮」 の告知イベントで、 貴志川線の和歌山―伊太祈曽駅間で開かれた。 仕舞 「湯谷 (ゆや)」 は同校の校章の入った黒い紋付きはかま姿の細井駿さん (17) が扇を手に熱演。 ジャンベの演奏では、 5人の生徒たちとたま駅長の着ぐるみが太鼓などを叩きながら電車内を行進し、 乗客を巻き込んで楽しませた。

偶然乗り合わせたという和歌山市島崎町の笠松照美さん (58) と孫の恵茉ちゃん (1) は、 生徒の太鼓に触れながら 「こんな所でアフリカの音楽を聴けるなんてうれしいです。 生徒の皆さん頑張ってますね」 とにっこり。

細井さんは 「扇子が天井へ当たるなど難しかった。 お客さんが見てくれていると思うとポジティブな気分になった。 民族祭はスタッフも生徒も本気です。 りらを世界に認めてもらいたい」、 司会を担当した3年の北村祥子さん (19) は 「過疎の地から世界へ発信したい。 当日は10カ国から200人以上の出演者が集まり民俗芸能の舞台を繰り広げます」 とアピールしていた。

同祭の詳しい問い合わせは、 同校内実行委員会事務局 (073・497・9111)まで。



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