2009年11月13日

02.政治・経済/05.紀の川・岩出・海南・紀美野/064紀の川市W選 5万票の行方

紀の川市議選、お願いきょう限り

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最後の気勢を挙げる陣営

任期満了に伴う紀の川市ダブル選挙(8日告示、 15日投開票)が明日投開票を迎える。 市議選は、 各陣営とも当落ラインの1250票を確保するため終盤戦の残りわずかな時間を必死で戦う。 出馬しているのは定数24議席に対し、 29人(現24、 新5)。 終盤になり各新人候補者の勢いは増しており、 数人の新旧交代も予想されている。 気になる新人候補者の足取りを追った(届け出順に紹介)。

初の民主党市議誕生かが注目される谷口和秀氏(42)=民主、 打田=。 阪口直人衆院議員からの応援を受け、 黄色のポロシャツ姿で自転車に乗り政権交代の追い風を受ける。 政党公認を最大限に活用。 他候補より少し早く10月下旬ごろから政党看板や、 党街宣車で知名度向上を図った。 本人は 「確実に知名度は上がった」 と話すが、 血縁関係が強い地区にどこまで通用するか。 都市部の票をどれだけ集めるかが注目される。

元那賀町議を経験している玉西秀義氏(54)=無所属、 那賀=。 町議選では無投票。 選挙終盤、 慣れない戦いに疲れの表情を隠せない。 告示前は 「留守の家が多い」 と顔をゆがめ苦しんだ。 告示後の朝立ちでは緑のパーカーにタスキをかけ、 妻と一緒に事務所前交差点で頭を下げた。 選挙公約は、 子育てや、 高齢者と青少年の生涯学習支援、 市民の集いの場を提供、 企業誘致など。 「大人が変われば子どもも変わる」 のスローガンの浸透を最後の一日まで図る。

告示前の10月下旬、 「厳しい」 と話した東中英人氏(57)=無所属、 那賀=。 自治連絡協議会会長や、 那賀区会長などの経歴を生かし、 選挙を戦っている。 前哨戦半ばまで、 自宅の事務所は静寂、 盛り上がりを見せたのは終盤になってから。 地域の若者が応援に駆けつけ、 事務所は活気に満ちた。 その熱気に 「若い子の力はすごいね」 と笑み。 地域活動に積極的にかかわってきた実績で、 前回の屈辱を晴らすため、 最終日まで必死の戦いを続ける。

終盤で頭角を現した榎本喜之氏(41)=無所属、 打田=。 打田町議3期9年と実績は十分だが前回選挙ではあと一歩と伸び悩んだ。 しかし、 引退する現職2氏が 「打田地区の議席を守ってほしい」 と支持を表明。 その思いを受け必死の巻き返しを図る。 事務所開きが前哨戦終盤の今月1日と出遅れたが、 地盤を守るため組織が一丸となった。 最も草刈り場になりそうな打田地区、 最後の一日まで気を抜くことはできない。

「女性の声を市政に反映させるため、 女性市議が必要」 と市民から期待されている仲谷妙子氏(64)=無所属=。 「みんな選挙の素人、 日々勉強」 でスタート。 トレードカラーであるピンクを前面に押し出し、 唯一の女性候補として市民に強い印象を与えてきた。 票田は市内全域。 その得票数に注目が集まる。 終盤には、 支援者の7割ほどが女性に。 女性の声を一身に受け、 初当選を目指す。

現職議員らも2期目当選を目指し、 最後の一日まで地盤を守り必死に戦う様相を呈している。



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