最優秀賞は樫山君、山本さん 社名運動作文
第68回“社会を明るくする運動”作文コンテストの入賞者が決まり、最優秀賞に、小学生の部は樫山乃弥(だいや)君(和歌山県白浜町立富田小3年)、中学生の部は山本愛奈さん(和歌山市立日進中1年)が選ばれた。表彰式が26日、同市二番丁の和歌山保護観察所で行われ、2人と各賞に選ばれた県内の小中学生計15人、学校賞の2校に表彰状が贈られた。
同運動県推進委員会が主催。県内の小中学生を対象に、同運動の趣旨を踏まえ日常の家庭生活、学校生活の中で体験したことを基に、犯罪・非行のない地域社会づくりや犯罪・非行をした人の立ち直りについて考えたこと、感じたことなどを400字詰め原稿用紙3~5枚で募集。今回は205校から7115点の応募があった。
表彰式には受賞者や保護者、知事代理の山田成紀県環境生活部長、県保護司会連合会の小西健之会長、和歌山保護観察所の熊部昭滋所長らが出席。山田部長は「皆さんの作品に込められた思いをしっかりと受け止め、犯罪や非行のない明るい社会をつくっていきたい」とあいさつ。熊部所長は「皆さんの作品は考えたことや調べたことを表現し、その努力が表彰につながった。これからも地域のことや社会が明るくなることを考えてほしい」と呼び掛けた。
小学生の部最優秀賞の樫山君の作品は「やさしい心をもちつづけるために」。「お母さんにもすごいって言われてうれしかった。いろいろな人に優しさの大事さを伝えたいと思って書きました」とにっこり。中学生の部の山本さんは「みんなの力で、明るい社会に」と題して書き、最優秀賞には「うれしい気持ちでいっぱい。犯罪や非行のない明るい社会になるように、また犯罪を犯した人が反省して新しい人生を歩めるようにとの思いを込めて書きました」と話した。
入賞者は次の皆さん。
【最優秀賞】小学生の部=樫山乃弥(白浜町立富田小3)▽中学生の部=山本愛奈(和歌山市立日進中1)
【優秀賞】小学生の部=俵和花(橋本市立あやの台小6)、小畑桃亜(和歌山市立福島小6)▽中学生の部=竹下知歩(岩出市立岩出第二中3)、祭本真由(県立日高高校付属中3)
【更生保護法人県更生保護協会理事長賞】小学生の部=佐原詩織(有田市立保田小6)▽中学生の部=中山結夢(県立桐蔭中3)
【県保護司会連合会会長賞】小学生の部=栗生樹(有田川町立御霊小6)▽中学生の部=菱井咲絵(智弁和歌山中2)
【県更生保護女性連盟会長賞】小学生の部=堀口七星(田辺市立三栖小6)▽中学生の部=山本美月(同市立高雄中3)
【県BBS連盟会長賞】小学生の部=宮下一葵(岩出市立上岩出小5)▽中学生の部=岡村優里(智弁和歌山中2)
【審査員特別賞】西林鈴華(有田川町立石垣中2)
【学校賞】小学校の部=みなべ町立南部小学校▽中学校の部=海南市立下津第二中学校