新学年へ期待膨らませ 公立小学校で修了式

和歌山県内の公立小学校の多くで22日、本年度の修了式が行われ、児童は新学年への期待に胸を膨らませながら、春休みを迎えた。

海南市立日方小学校(柳瀬充男校長)では、1~5年生136人(男子67、女子69人)が元気に校歌を歌い、担任の教員から通知表を手渡され、笑顔で1年を締めくくった。

体育館での式で柳瀬校長は、18日の卒業式を振り返り、「各学年ごとに任された仕事がきちんとできていました」と児童の努力をたたえた。また、新入生の世話や合宿など、各学年の取り組みを挙げながら、「活躍の中心は皆さんですが、周囲の人への感謝を忘れないでください」と話した。

その後、4月に初めて上級生となる1年生が鍵盤ハーモニカや鈴を手に、入学式で新入生を歓迎する歌「友だちになろうよ」を全員で練習し、明るく澄んだ歌声を響かせた。

1年生は小学校での初めての1年間を終え、クラスで担任の中野広美教諭から通知表を受け取った。「なわとび頑張ったね」などと声を掛けられると、「ありがとうございます」とにっこり。一斉に通知表を開いて出席日数を確認すると、毎日休まず登校した6人に拍手を送っていた。

通知表を受け取り笑顔の1年生

通知表を受け取り笑顔の1年生