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功績顕著の11人を表彰　行政相談委員全体会議

和歌山行政監視行政相談センター（土橋成敏所長）は１５日、２０２４年度の行政相談委員全体会議を和歌山市北出島の県勤労福祉会館プラザホープで開き、功績の大きい委員１１人への表彰、２３年度の業務実績の報告などを行った。

行政相談は、行政全般に対する住民からの苦情や意見、要望を受け付け、担当の各機関とは異なる立場から必要なあっせんを行い、解決や改善の促進を図る制度。行政相談委員は民間の有識者から総務大臣が委嘱し、全国で約５０００人、県内では６０人が活動している。

２３年度に県内で受け付けた行政相談は１７３７件（うち行政相談委員受け付け分７０２件）となっている。

対応した主な事例では、幹線道路の交差点付近の路面に凸凹があり、停止線や横断歩道の線も消えているとの相談を受け、関係機関に補修を依頼し、工事が行われた。また、深さのある側溝にいるサワガニを捕まえようと児童が中に入るので危険との相談を受け、側溝に鉄製のふたを設置した。

全体会議では、土橋所長、栗田奈央子近畿管区行政評価局長らがあいさつし、日頃の行政相談員の活動に感謝を伝え、岸本周平知事、尾花正啓和歌山市長がメッセージを寄せた。

表彰では、近畿管区行政評価局長表彰に上西令子さん（海南市担当）と津田成章さん（和歌山市担当）の２人が選ばれ、栗田局長が表彰状を手渡した。

上西さんは、昨年６月に海南市で大規模な浸水被害などが発生した豪雨災害の際、被災者からの相談対応に献身的に尽力した。津田さんは、行政相談制度の広報活動を積極的に企画、実施していることなどが評価された。
 

 

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２人の他、表彰された委員は次の皆さん。かっこ内は担当市町村。

【近畿管区行政評価局地域総括評価官（和歌山行政監視行政相談センター所長）感謝状】井上育代（紀美野町）▽柏𠮷久（広川町）▽笠松芳和（田辺市）▽杉本雅彦（同）▽東幸則（北山村）▽宇田美千子（紀の川市）

【全国行政相談委員連合協議会会長表彰】守安美湖（新宮市）

【近畿行政相談委員連合協議会会長表彰】澤竹孝幸（みなべ町）▽土岐重晴（湯浅町）