聴覚障害者名乗る外国人 日本国旗を売る事例
聴覚障害があるという外国籍らしき人物から、寄付名目で日本国旗の購入を求められるといった事例が、今月に入り和歌山県内で発生している。
県警によると、12日までに同様の事例に関する相談が和歌山市内の所轄署を含めて2件あった。5日には、聴覚障害があるという外国人が1人で住宅を訪問し、500円の寄付を促したとみられている。
今月初旬に市内の自宅駐車場で同様の求めに応じ、旗1本を購入したという40代女性は「茶髪の白人系の男性から声をかけられてカードを手渡された。カードには日本語で自分は聴覚障害があるみたいなことを書いていたので、少し違和感はありましたが役に立てればと購入しました」と神妙な面持ちで話した。女性によると、購入した後、男性はカードを返すように要求し足早に去っていったという。
全国でも数年前から、同様の報告がSNSなどで相次いでいる。詐欺ではないかとの投稿もあるが、県警によると任意の寄付となることや、聴覚障害者であるかどうかの立証は難しいことなどから、罪に問える可能性は低い。今後同様の事例が急増したり、支払いを強要したりするような場合があれば、警戒を強める可能性もあるという。
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購入した国旗を手にする女性
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