和歌山県が冬の節電アクションプラン発表

 県は18日、 この冬に県庁や家庭、 各事業者で取り組む節電対策 「わかやま冬の節電アクションプラン」 を発表した。 ことし夏のように、 行政や関西電力が目標とする電力削減率がばらつく事態にならないよう、 関西広域連合、 国、 関電の3者が実施期間や目標削減率を統一。 12月19日から3月23日までの平日 (12月29日~1月4日を除く)、 最大使用電力の前年同期比10%以上の削減を目指す。

 同プランは、 冬の電力使用のピークとなる午前9時~午後9時に取り組む。 キャッチコピーは 「家族で団らんこたつでみかん」。

 県庁内では、 夏の節電アクションプランで毎週水曜日に実施した 「ノー残業デー」 を、 水・金曜の週2日に設定。 夏に引き続き、館内の不要な照明の一部消灯、エレベーターの一部運転停止などに取り組む他、冬ならではの対策として、ハロゲンなど電気熱源式の暖房器具の使用禁止▽暖房設備の設定温度を19度以下に徹底(運転時間は午前9時~午後2時45分)▽上着や膝掛けを活用する「ウオームビズ」を盛り込んだ。 また、関電の「でんき予報」 などで電気使用率97%超過が見込まれる場合は全館の暖房停止などに乗り出す。

 この他、 家庭に向けては主に午後6~9時のエアコンや各種電気熱源などの節電、 各事業者など産業部門に向けては主に午前9時~午後6時の空調や照明などの節電を提案。 県広報紙 「県民の友」 などでPRする。

 県では 「夏は電力使用量の半分以上がエアコンだったが、 冬はあらゆるものを地道に節電していくしかない。 県民一丸で取り組んでいきたい」 と話している。