和歌山県内外のミカン30品種 海南で展示会
県内外のミカンが並ぶ 「柑橘品種展示会」 が28日、 海南市下津町下のJAながみねしもつ営農生活センターで開かれた。
ミカン農家などを対象に毎年開かれている展示会で、 約100人が参加。 有田産をはじめ長崎県、 静岡県、 愛媛県産の約30品種のミカンが並んだ。 品種ごとに産地、 糖度、 酸味などの説明書きが用意され、 参加者は手に取って色や味を確かめていた。 ことしのミカンは例年と比べて大玉傾向で、 収穫量は平年並み、 甘さは若干低めという。
また、 農家が手作りした簡易貯水タンクや草倒し棒など、 アイデア農具約20点が並べられた他、 柑橘類の被害で多い 「黒点病」 についても写真で紹介された。
同センターは 「農具なども面白いものがあり、 農家の方々にはミカン作りの参考にしていただければ」 と話していた。