下津拳友会が団体準優勝 日本憲法和歌山大会

 日本拳法創始80年・第28回和歌山大会(第6回海南市スポ少交流大会・第12回友田忠杯)が、同市の拝待体育館で開かれ、団体の部(小学生)で下津拳友会が準優勝と健闘した。 小学生から一般有段者まで21部門で熱戦が繰り広げられた個人の部では、男子小学6年で上田稜也(下津)、女子中学2、3年で坂﨑智子(海南)の両選手が優勝するなど地元勢が5部門を制した。 小中学生の個人各部門優勝、準優勝者は9月に大阪市中央体育館で開催される総合選手権の出場切符を手にした。しんぽう写真館は<a href="https://www.wakayamashimpo.co.jp/category/photo" target=_new>こちら</a>から 大会には、 「頭は低く、 目は高く、 心は広く!」 を訴え青少年の健全育成に努めた故友田忠前日本拳法全国連盟会長(下津)の志を受け継ぎ、 大阪学院大学など一般・大学4団体をはじめ小中学生約150人が参加。

 開会式には、 全国連盟の小西丕会長や神出政巳海南市長、 尾崎要二、 長坂隆司両県議らが激励に訪れた。 橋爪健二大会々長は、 あいさつで厳しい冬の間に培ってきた選手たちの練成に触れながら、 活躍を期待した。 選手を代表して、 下津拳友会の上田稜也選手が 「日本拳法の精神にのっとり、 正々堂々と戦う」 と力強く誓った。

 競技は個人の部から始まり、 はつらつした小学生から闘志あふれる一般まで、 会場は熱気に包まれた。 11チームがトーナメントで激突した団体の部では、 下津が5年生の古川、 6年生の上田稜を中心に勝ち上がり、 決勝で湯浅Aと対戦した。

 学年別の5人で戦い1―2と前半リードされた下津は、 古川の蹴りが決まり同点に追い付いたが、 上田稜が惜敗。 2―3で涙をのんだが、 地元勢の頑張りに会場から大きな拍手が送られた。