改善傾向も全国より低水準 児童生徒の体力調査
県教委がまとめた平成24年度児童生徒の体力・運動能力調査の結果で、 延べ204種目のうち約8割の164種目が全国平均より低い水準だったことが分かった。 中高校生は全種目で全国平均を下回った。 一方、 体力が高い水準と判定された児童生徒の割合は21年度以降、 増加しており、 改善傾向を示している。
調査は、 県内の国公私立の小中高校、 特別支援学校全463校で昨年4~7月に実施。 小学生8競技、 中高生9競技を測定し、 偏差値で23年度の全国平均と比較した。
小学生は、 6学年の男女延べ96種目のうち、 全国平均を上回ったのは1年女子の上体起こし、 3年女子の長座体前屈の2種目。 56種目が下回り、 38種目は全国平均とほぼ同じだった。 中高生は延べ108種目全てで全国平均を下回った。
県内の前年度との比較では、 204種目中65種目で本年度が上回り、 23種目で下回る結果となり、 改善が見られる。
結果をA~Eの5段階総合評価で見ると、 体力・運動能力が高いA・Bの判定を受けた児童生徒の割合は21年度から小中高全ての校種で増加し、 D・E判定は減少している。 A・B判定の割合は、 最も少ない中学男子で26・8%、 最も多い中学女子で50・8%となっている。