参院選夏の陣始まる 和歌山選挙区は3陣営
第23回参院選が4日、公示され、21日の投開票に向けて“夏の陣”が幕を開けた。和歌山選挙区には3陣営が立候補を届け出、予想通りの顔ぶれとなっている(午後1時現在)。最大の焦点は、ねじれ状態にある参院で与野党どちらが過半数の議席を確保するか。各党の戦いぶりが注目される。
選挙区の立候補者は、届け出順に、幸福実現新人の久保美也子候補(52)、共産新人の原矢寸久候補(61)、自民現職の世耕弘成候補(50)の3人。比例代表には県内を地盤とする自民元職の大江康弘候補(59)が立候補した。
昨年12月に政権復帰した自民・公明両党は、参院のねじれを解消し、政権基盤の安定を目指す選挙戦。アベノミクスなど安倍政権半年間の評価が問われる。
野党は、第1党の民主と日本維新の会が和歌山選挙区に候補を擁立できず、支持層の票の行方が注目される。共産は、東京都議選での議席倍増などで勢いづいており、県内でも党勢拡大を図る。
3候補は和歌山市内の選挙事務所前で出陣式を行い、第一声を上げた。
和歌山選挙区※名鑑の見方 名前(敬称略)年齢、党派(現新元別)=推薦(自は自由民主党、公は公明党、共は日本共産党、幸は幸福実現党、丸数字は当選回数)。①現在の主な役職②主な経歴③最終学歴④住所
久保美也子(52)幸新
①党県本部副代表、幸福の科学紀の川支部長②会社員③和歌山経理専門学校卒④和歌山市大谷
地域の皆さまを幸せに
半年前、参院選へ立候補を決意したときに、心に決めた。決して逃げない、言い訳しない、責任回避しない。誠の心を尽くせば、動かないものはないと。
侵略されないしっかりとした国づくり、消費増税ストップで強い経済へ、老後も生き生き生涯現役人生、この3つを政策の柱に、日本再生のスタートができるかにかかっている。
和歌山の地域の皆さまを幸せにしたい。そんな思いで17日間、和歌山じゅうを駆け巡りたい。日本の将来、子どもたちの未来に責任を持ち、新しい日本をつくっていく。幸福実現党は、皆さまの幸福を実現していく。この和歌山の新しい未来を共につくってまいりましょう。
原 矢寸久(61)共新
①党県副委員長②党和歌山南地区・西牟婁地区委員長、週刊白浜記者③立命館大中退④白浜町堅田
展望が持てる政治へ
経済、暮らし、外交、何もかもが見通しが持てない。そういう自民党の政治に対し、たくさんの皆さんが不安と不満を募らせている。その受け皿になることができるのは日本共産党だけになってしまった。
落ち込んだ国民の所得を増やすことが一番に求められる。中小・零細企業、若い人が将来展望を持てるように政治は道筋を作っていかなければならない。
県に原発はいらないと30年前に日置川で活動した。原発ゼロを実行する政治をつくっていく。日本は世界でも平和をリードしている。憲法を守り抜き、これからの羅針盤として生かしていく。国会で新たな政治を切り開くため、力を合わせて皆と一緒に頑張っていきたい。
世耕 弘成(50)自現③=公推
①内閣官房副長官②党参院政審会長、近畿大理事長、NTT課長③早稲田大政経卒④新宮市新宮
安定政権で経済集中
この15年間、皆さまに育てていただいたことを聴衆を見て実感している。今日は久々に安倍総理と別々だが、熊野の土産をお守りとして渡している。総理の守護神は本県だ。
党首討論では、アベノミクスが非難されているが、「それ以外に景気浮上の答えを持っているのか」と問いたい。アベノミクスはまだ6カ月。和歌山のような地方の中小企業、お店、農林水産業の人たちが「来月も売り上げが上がりそうだな」と実感するまで経済に集中し、歯を食いしばって頑張らなくてはならない。
今選でねじれを解消し、決められない政治に終止符を打ち、政権を安定させることが重要。本県からアベノミクスを支えるメッセージを発信する。
3候補のネット
和歌山選挙区各候補が使用する主なインターネット関連のURL、アカウントは次の通り。
【久保美也子候補】フェイスブックhttps://www.facebook.com/miyako.kubo.319、ブログhttp://ameblo.jp/kubomiyako/
【原矢寸久候補】ホームページhttp://www.w-jcp.com、フェイスブックhttps://facebook.com/people/Yasuhisa-Hara/1209855673、ツイッター@syogatani、ブログhttp://kiihanto.exblog.jp/、ユーチューブhttp://www.youtube.com/channel/UCujotZL6AqJDHStzRmvb5VQ?feature=guide
【世耕弘成候補】ホームページhttp://sekohiroshige.jp、フェイスブックhttps://facebook.com/SekoHiroshige、ツイッター@SekoHiroshige、ブログhttp://blog.goo.ne.jp/newseko/、ユーチューブhttp://www.youtube.com/user/SekoHiroshige1?feature=watch