湯浅漁港、マリーナシティが「海の駅」に

国土交通省は、誰でも気軽に安心して海洋レジャーを楽しめる拠点として、県内2施設を新たに「海の駅」に指定すると発表した。湯浅町の湯浅漁港を30日に「ゆあさ海の駅」、和歌山市の和歌山マリーナシティ・ヨットクラブを12月1日に「わかやまマリーナシティ海の駅」として登録する。

海の駅は、プレジャーボート、ヨットなど海上からの来訪者のために設けられた、「いつでも、誰でも、気軽に、安心して立ち寄り、利用でき、憩える(船を着けられる・陸上に上がれる・船に乗れる)港(場所)」で、平成12年に第1号「ゆたか海の駅」(呉市)が誕生。ことし10月末現在、全国に149駅ある。

陸上からも気軽に利用でき、地域の特性を生かしたイベントを開くなど、地域振興の拠点として期待される。

「ゆあさ」「わかやま」は、県内では田辺市2カ所、那智勝浦町1カ所、由良町1カ所に次いで5・6番目。近畿運輸局管内では15・16番目となる。登録されると海の駅オフィシャルホームページ(http://www.umi-eki.jp/)に掲載され、他の海の駅と連携事業などを実施していく。

ゆあさは、周辺で新鮮な海産物と町名物のしょうゆを使った「しらす丼」を味わうことができ、重要伝統的建物群保存地区にも近いことから町活性化の拠点として期待される。

わかやまは、テーマパークなどが隣接していることもあり、レジャーの拠点としての利用が見込まれる。