伊勢志摩サミットまで137日 伊勢路の魅力に触れる

2016年の幕開け。皆さんは新年をどのように迎えられただろうか。昨年は、紀の国わかやま国体・大会を中心に県民総参加の大きなイベントが目白押しで、本コーナーでも「きい探訪」と題した長編のシリーズを組ませていただいた。おかげさまで本コーナーはまもなく6年目に突入。ことしも和歌山の魅力を発掘し、ご紹介させていただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

 

5月26日・27日に三重県志摩市で開催される「伊勢志摩サミット」について触れたい。サミットとは、日、米、英、仏、独、伊、加、露の計8カ国の首脳、欧州理事会議長と欧州委員会委員長が参加して毎年開催される首脳会議。現在は露を除く7カ国によるG7サミットとして開催されている。日本での開催は2008年の洞爺湖サミットに次ぐ6回目となる。

8日、外務省にはサミットまでの残り日数を示すカウントダウンボードが設置されるなど、国内外へ伊勢志摩をはじめ日本の魅力を発信しようという動きが活発化している。私たちになじみ深い「熊野古道」は三重県にも「伊勢路」のルートがある。伊勢路は、伊勢神宮から熊野三山へ通じる参詣道。

かつて、伊勢・松阪までが紀州藩の領地とされたことは皆さんもご存知だろう。現在の三重県中部と南部(主に、気勢・東紀州)の一部がその範囲にあたるが、和歌山県北部で暮らす私たちにとって、この地域の魅力をどれほど理解しているだろうか。

熊野古道・伊勢路は、サミットを通じ国内外から注目されるだろう。伊勢神宮から新宮へ続く約170㌔の伊勢路沿いにある市町と、その周辺の魅力について次週からシリーズで紹介していきたい。

伊勢志摩サミット会場と英虞(あご)湾を望む

伊勢志摩サミット会場と英虞(あご)湾を望む

(次田尚弘/三重)