平和の鐘を鳴らす 15日和歌山ユネスコ協

和歌山ユネスコ協会(芝本和己会長)は、終戦の日に合わせて平和への祈りと願いを込める恒例の「平和の鐘打鐘会」を、15日午前11時45分から午後0時半ごろまで、和歌山市吹上の岡山の時鐘堂をはじめ県内36カ所の寺院などで行う。

ことしで69回目。当日は午前11時45分に各会場に集合し、正午から1分間の黙とうの後、平和の鐘を打つ。参加者には記念品が贈られる。

第1回の打鐘会は岡山の時鐘堂で昭和23年に行われた。この鐘は、大坂夏の陣で豊臣方が使用した青銅製の大砲を徳川方が獲得し、紀州藩が保管していたものを、5代藩主徳川吉宗が鋳直させたと伝えられている。兵器が平和利用されたことから、平和の鐘として毎年、打ち鳴らされている。

問い合わせは和歌山市教育委員会内の同協会事務局(℡073・435・1138)。