移住者の大交流会 紀美野で3年ぶり開催

県内で暮らす移住者が集まる「きのくに移住者大交流会」が4日、紀美野町の町文化センターで開かれ、7町村の移住者約110人がバーベキューやビンゴゲームをして交流を深めた。

同町、日高川町、古座川町の3町を会場に6年前から年1回、持ち回りで開催している交流会で、紀美野町では3年ぶり2回目。各町から持ち寄った特産品などを景品にしたビンゴゲームや特色ある料理で楽しんだ。

開会式ではNPO法人きみの定住を支援する会の平井二嗣理事長が「いろんな人の話を聞くのを楽しみにしています」とあいさつ。寺本光嘉町長は「紀美野町にもこれまで61世帯120人が移住され、まちの力となり、各地で活気を醸し出してくれています」と感謝し、「移住者の方々と行政が一緒になって活性化に取り組んでいきたい」と歓迎の言葉を述べた。

その後、日高川町、古座川町の代表者があいさつ。交流会には海草振興局の福田良輔局長、紀美野町の小川裕康副町長も出席し、来賓を代表して福田局長の発声で乾杯。参加者は紀美野町が用意したバーベキューや炊き込みご飯を味わいながら会話を弾ませ、ふれあっていた。

平井理事長(59)は「とにかく楽しんでもらい、それぞれの土地について話し合う機会になれば。和歌山の各地で移住の機運を高め、他府県にまで広まればいいですね」と話していた。

県内の移住者たちで記念撮影

県内の移住者たちで記念撮影