気象現象を実験しよう 子どもお天気広場
気象や自然災害を学べる「夏休み子どもお天気広場」が7月28日、和歌山市男野芝丁の和歌山地方気象台で開かれ、親子連れなど約300人が参加した。
防災教育の一環として毎年開催され、来場者は気象現象の仕組みが学べる実験や普段は入れない気象台の中を見学した。
実験ブースでは、ドライアイスを使った竜巻が発生する様子や津波が起こる仕組みを観察。液状化現象のメカニズムが分かる発生装置では、水を含んだ砂利の上に建物の模型を置き、装置で揺らすことで建物が沈んでいく様子を観察した。
また、上空の風や気温を調べるラジオゾンデやますの傾く回数で雨量を測る転倒ます雨量計などの観測装置、毎日の気象を観測し、天気を発表している現業室など普段は入れない場所も見学した。
同市塩屋から来た女の子(10)は「転倒ます雨量計は、計測しているときは少ししか降っていないように見えても、実は1時間に200㍉の大雨になっていると知ってびっくりした」と話した。