東京五輪マスコット投票へ児童会議 高松小
全国の小学生が投票で東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターを選ぶ史上初の試みに向け、各地の小学校でマスコットについての学習が行われている。和歌山県和歌山市立高松小学校(同市東高松、西川厚子校長)でも20日、6年1組の26人が投票するマスコットを決める学級会を開いた。
児童は新聞やインターネットなどで候補となっているマスコットに関する情報を収集。歴代大会のマスコットや五輪・パラリンピックの理念についても調べてきた。
今回は投票するマスコットを決める会議で、児童からはそれぞれが推薦するマスコットについての意見が続々。「日本の伝統文化がたくさん詰まっているから」「親友でライバルという設定が大会の精神に近いと思う」など、込められた意味や世界へのアピールについて考えた意見の一方、「ぬいぐるみになったらバランスが悪くなる」といった今後の活躍を考えた意見も出され、投票するマスコットを決めるには至らなかった。
北田和奏さん(12)は「みんなの意見を聞いて、日本文化を強調しているマスコットもいいかなと思えた。私たちが選んだマスコットが、障害のある人も外国人もみんなが親しめるようになったらうれしい」、山本朝暉君(11)は「日本文化がいっぱい盛り込まれたマスコットがいいと思うけど、障害のある人に分かりやすいマスコットも大切だと思った」と話していた。
マスコットへの投票は来年2月22日まで受け付け、28日に結果が発表される。