推進室に看板 世界津波の日高校生サミット
本年度から県に新設された世界津波の日高校生サミット推進室の看板設置式が2日、和歌山県庁本館2階の同室前で行われた。揮毫者で県立串本古座高校2年の藤﨑凜さん(16)と北山徹室長が看板を設置した。
県ではことし、11月5日の「世界津波の日」の普及啓発の一環として、高校生を対象とする国際会議「世界津波の日」高校生サミットを広川町などで初開催。同室はその準備や運営を担当しており、本格始動するに伴って設置式を行った。
設置した看板は紀州材(スギ)を使用。大きさは縦95㌢、横23㌢で、藤﨑さんにより室名が記されている。
藤﨑さんは昨年、沖縄県で開催されたサミットに他校の生徒ら6人と参加し、各国の津波対策を学んだ。また小学1年から書道を初め、同校の書道部に所属する他、地域の包括的支援を行う「CGS部」にも所属し、避難路の整備などに取り組んでいる。
看板の設置を終え「書道がこういうところに生きてくると思わなかった。うれしいです」と藤﨑さん。ことしの高校生サミットについて「和歌山での開催は意義深く感じる。参加して一緒に対策などを考えたい」と話した。