不動谷ソバの花見頃 ビオトープ孟子が栽培
和歌山県海南市孟子の不動谷に建つ延命地蔵尊の東側休耕田でソバの花が見頃を迎えている。かれんな白い花が約10㌃にわたって咲き、楚々とたたずまいで里山を美しく彩っている。
ソバは昆虫が受粉を媒介する花であるため、畑周辺はチョウやハチ、アブなど蜜を吸う虫が飛び交う。不動谷で生物多様性の保全を目指して活動するNPO法人「自然回復を試みる会 ビオトープ孟子」(北原敏秀理事長)が里山保全の一環で栽培し、8月中旬に植えた。
11月に実りの時季を迎えると収穫し、12月から来年1月ごろ、ソバ打ち体験などを通して子どもたちの自然学習の教材にもなる。
ソバ畑は、同所の市道付近の駐車場に停車し、歩いて見に行くことができる。
問い合わせは市わんぱく公園(℡073・484・5810)。