「歴まちカード」配布 県内は和歌山市など
地域の歴史的、文化的資産を生かしたまちづくりを推進する「歴史まちづくり法」に基づき、国から「歴まち認定都市」に認定されている和歌山市など近畿地方の11都市が、わがまちをPRする「歴まちカード」を作成し、24日から配布が始まった。
近畿の歴まち都市は、和歌山市と湯浅町、広川町の県内3市町の他、滋賀県彦根市、長浜市、京都府京都市、宇治市、向日市、大阪府堺市、奈良県奈良市、斑鳩町。カードは同法制定10周年をきっかけに発行し、同日、湯浅町で開かれた「近畿歴史まちづくりサミットin湯浅」の席上でお披露目された。
関東、中部地方の歴まち認定都市ではすでに発行されており、近畿地方では初めてとなった。
カードには各都市の象徴的な風景写真とまちづくり情報を掲載。和歌山市は和歌祭、湯浅町はしょうゆの醸造蔵、広川町は広村堤防の写真を採用し、裏面には写真の説明や不老橋、顯國神社、稲むらの火の館など歴史を感じられるスポットを紹介している。
各都市1万枚を作成し、和歌山県内は南コミュニティセンター(和歌山市紀三井寺)、紀州東照宮(同市和歌浦西)、甚風呂(湯浅町湯浅)、稲むらの火の館(広川町広)の4カ所で配布。問い合わせは近畿地方整備局計画管理課(℡06・6942・1051)。