公務員に冬のボーナス 県職員は平均83万円

和歌山県内各自治体の職員に10日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。

県の支給額は、一般職が133億1855万2488円、特別職が8287万7440円で、合計134億142万9928円。一般職1万5980人(平均年齢43歳1カ月)の平均は83万3451円(前年比1・47%増)だった。

一般職の勤勉手当の平均支給割合は、昨年の人事委員会勧告を受けて給与改定を行ったことにより、昨年12月に比べて0・05カ月分増。期末・勤勉手当の合計支給割合は一般職2・275カ月分、特別職1・725カ月分となった。

部署別に1人当たりの平均支給額をみると、知事部局が84万2553円(平均年齢44歳8カ月)で前年比1・65%増、教育関係が84万234円(43歳9カ月)で1・08%増、警察関係が79万3467円(38歳6カ月)で2・77%増。

特別職は、仁坂吉伸知事が296万2643円、副知事が232万6042円、県議会議長が237万6187円、副議長が202万6012円、他の議員は1人当たり192万5962円で、いずれも前年比1・47%増となった。

 

和歌山市は一般職2927人(平均年齢43歳9カ月)に総額24億7194万5000円(前年比0・78%増)を支給。支給率は前年より0・05カ月分多い2・275カ月分。1人当たり平均支給額は84万4531円で、前年比2・23%増となった。

特別職には総額7999万5000円支給。尾花正啓市長は270万4213円、2人の副市長215万2869円、常勤監査委員40万1693円、教育長181万1560円、公営企業管理者178万5306円で、支給割合は1・725カ月分。市議の支給率は2・275カ月分で、支給額は議長215万6700円、副議長196万5600円、その他の議員が1人平均180万1800円だった。

 

本紙エリアの他の4市町の支給状況は次の通り。

【海南市】総額5億7884万451円▽市長227万7287円▽副市長190万6268円▽教育長166万3187円▽病院管理者145万8487円▽一般職員(764人)平均74万1432円▽議長138万1725円▽副議長122万8200円▽議員112万5850円

【紀の川市】総額4億4483万7522円▽市長197万2495円▽副市長166万3550円▽教育長149万7195円▽一般職員(544人)平均82万4142円▽議長120万3475円▽副議長107万2662円▽議員96万8012円

【岩出市】総額2億1919万4071円▽市長181万1250円▽副市長149万7300円▽教育長135万2400円▽一般職員(310人)平均68万8647円▽議長115万1150円▽副議長102万337円▽議員94万1850円

【紀美野町】総額1億3471万2984円▽町長156万262円▽副町長135万675円▽教育長125万7525円▽一般職員(178人)平均69万7056円▽議長55万9762円▽副議長45万5400円▽議員41万7450円