新型車両に手を振ろう 23日和歌山線沿線で

JR和歌山線(和歌山―王寺)に3月16日から投入される新型車両227系に親しんでもらおうと、JR西日本和歌山支社は今月23日、沿線でイベント「新型車両に手を振ろう!」を開催する。

同支社や沿線自治体などで構成する「和歌山線活性化検討委員会」が主催。同線への新型車両の導入は1989年以来、30年ぶり。車両の異常が発生した場合に自動で停車する装置や車内でICカードが使える「車載型IC改札機」が設置される他、案内放送の多言語化も行われる。数本ずつ順次投入し、ことしの秋までに全ての車両を新型に置き換える予定。

イベントでは4両編成の新型車両が午前10時半ごろ和歌山駅を出発し、11時45分ごろに橋本駅へ到着する。車内では県立那賀高校放送部が沿線で手を振る人の姿や車内の設備などを撮影し、同線のPR動画を制作する。

同支社総務企画課は「新型車両の導入をきっかけに、より和歌山線をPRしていきたい。沿線のお好きな場所で横断幕やメッセージボードを掲げたりしながら手を振ってくれたら」と話している。

主要駅の通過予定時刻は、岩出(11時ごろ)▽粉河(11時15分ごろ)▽妙寺(11時30分ごろ)――。問い合わせは同課(℡073・425・6106)。

車載型IC改札機などを搭載した227系(JR西日本和歌山支社提供)

車載型IC改札機などを搭載した227系(JR西日本和歌山支社提供)