花と香りを楽しんで 南部梅林3月3日まで

「一目百万、香り十里」といわれる日本一の梅の里、みなべ町晩稲の「南部梅林」が3月3日まで開かれ、梅の花とともに、梅の里観梅協会(片山清範会長)が主催する週末のさまざまなイベントも人気で、子どもから大人まで楽しむことができる。

16日午前10時半からは、梅林で茶を楽しむ「野点」、17日午後1時からは「みなべジュニアバンド演奏」、23日同時刻からは「梅の種とばし大会」、24日同時刻からは「うたうかみしばい」が行われる。いずれの日も午後2時半から、もち投げが楽しめる。また、小学生写生画展などもある。

入園料は大人(中学生以上)300円、子ども(小学生)100円、30人以上の団体は大人のみ50円引きとなっている。ペットの入園もできる。園内の散策は、みなべの景色を眺め、海を見渡せる4㌔(約80分)のAコースと、梅林の中で花の下をくぐっていく約3㌔(約60分)のBコースを満喫できる。

和歌山市から2人の子どもを連れて訪れた出口隆洋さん(32)、梨紗さん(34)夫妻は「昨年に続いて2回目ですが、きれいな梅が多く見られるし、景色も良い。来年もぜひ来たいですね」、長野県から来た白井実さん(58)は「梅はとても素敵。菜の花やスイセンも咲いていて、もうすぐ春だなって感じがします」と笑顔だった。

片山会長は「Aコース、Bコースともに見どころがたくさん。沿道のお店で梅干しや梅酒の試食試飲もできるので、ぜひ楽しんでください」と話している。

問い合わせは同協会(℡0739・74・3464)。

紅梅を見上げて楽しむ来場者

紅梅を見上げて楽しむ来場者