夢や目標へ一歩 和歌山大に1210人が入学
和歌山大学(和歌山市栄谷)の本年度入学式が5日、伝法橋南ノ丁の市民会館であり、大学院への進学者を含め1210人が入学した。
伊東千尋学長は式辞で「入学おめでとう」と祝福の言葉を贈った上で、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及や人工知能(AI)の性能向上などの動きにふれ、「人が人としてなすべきことは何かを考え直さなければならない時代を迎えつつある」と強調。「変わっていく社会や学問への寛容さと好奇心を持ち続け、自らを変えていくこと、チャレンジすることを恐れない人になってください」と呼び掛けた。
新入生代表による宣誓の後、全員で学歌を合唱。式典後、新入生らは友人らと記念撮影して入学を喜び合い、履修したい授業や入りたい部活・サークルの話に花を咲かせていた。
大学院システム工学研究科修士課程に入学した澤田真さん(22)は「学部で取り組んだロボットの研究をさらに深化させ、エンジニアを目指して研究に打ち込みます」と決意をみなぎらせていた。