しましま赤ちゃん お城の動物園にエミュー
和歌山県和歌山市の和歌山城公園動物園でエミューの赤ちゃんが誕生し、18日から期間限定で公開されている。
赤ちゃんはことし2月にアドベンチャーワールド(白浜町)から譲り受けた卵を孵卵機(ふらんき)で約50日温め、4月18日に生まれた。
エミューはヒクイドリ科で、飛べない鳥の一種。オーストラリアの草原や砂地に生息。大人は体高約1・6㍍から2㍍にまで成長し、全身灰褐色の羽毛に覆われている。
公開された赤ちゃんは生後1カ月がたち、体高32㌢、体重1081㌘。ハクサイやコマツナを食べ、元気に成長している。3カ月ほどで幼鳥に特有のしま模様の毛が生えかわり、繁殖できるようになるには2~3年ほどかかるという。
18日に初めてお披露目された赤ちゃんは、周囲の人間に驚いたようで、鳴き声を上げてケージの中を走り回った。少し落ち着くと隅っこに立ち、かわいらしい姿を見せていた。
みどり幼稚園の岡本海渡君(5)は「赤ちゃんが見られて楽しかった。大人のエミューは怖いけど、赤ちゃんは顔がかわいいと思った」と話していた。
エミューの赤ちゃんはヤギ舎前で25、26日に公開。午後1時15分から2時まで。雨天中止。