交流拠点に 杭ノ瀬に児童・地区福祉セ
和歌山市杭ノ瀬の杭の瀬児童・地区福祉センターが完成し、21日に竣工式が行われた。
同地域の児童館と福祉館を複合施設としてリニューアルしたもの。児童館は1982年、福祉館は1986年に完成し、長年親しまれてきたが児童館の老朽化に伴い、福祉館を改修し児童館を増築した。鉄筋コンクリートと鉄骨造りの2階建てで、歌の練習やカラオケに使える音楽室や卓球など屋内スポーツが楽しめる遊戯室などを設置している。地域の子どもたちが放課後に遊びに訪れ、同じ施設を利用する高齢者とつながりを深められる施設を目指す。
テープカットの後、式典では尾花正啓市長が「全ての人に快適に使ってもらい、子どもと高齢者が共にいられる施設になった。広く活用してもらえるように取り組んでいきたい」とあいさつ。同地区子ども会の藤本哲史会長は「児童館は子ども会の拠点としてさまざまな活動をしてきた。また新しい活動が芽生えるのでは。地域で声を掛け合って活動できる場になっていけばと思う」と開館に期待を込めた。
同センターは6月1日開館。午前9時から午後9時半まで。