専門職大設置へ改修 9月~市民図書館休館
和歌山市民図書館(和歌山県和歌山市湊本町)が9月1日から休館する。南海市駅前への移転に伴い、現在の図書館跡地に誘致するリハビリテーションの専門職大学の開設準備を進めるため。
現在の図書館は1981年開館で、老朽化対策や耐震工事が必要なため、建設中の新しい市駅ビルに12月にも移転を予定している。
跡地には、理学療法士の専門学校「和歌山国際厚生学院」を運営する学校法人響和会(北野、寺下俊雄理事長)が「(仮称)和歌山リハビリテーション専門職大学」を来年4月に開設する予定。市は改修工事への補助金2億5600万円などを予算計上し、市議会6月定例会で成立している。
文部科学省の設置認可の発表が今月末ごろに予定され、認可されれば9月から現図書館の改修工事に着手するため、休館となる。
同大学は理学療法士、作業療法士の資格取得を目指す2コースを設置し、定員は各コース1学年40人を予定している。