ほっこり「8の市」 恒例の催しにぎわう
和歌山県紀美野町で恒例となっている「ほっこりにっこりキニナルバザール8の市」が18日、小畑地区の新国道370号の沿道で開かれ、クラフトや飲食の出店者と来場者らが、自然素材の楽器を奏でるなどしてふれあい、交流を深めた。
町民らが一年を通じて毎月18日に開催しているイベント。自然豊かな同町に暮らす住民らを中心に、染色や喫茶、スイーツ、楽器演奏など多彩なブースがずらり。夕暮れ時に近づくにつれ風が吹き始めた会場では、来場者らが打楽器を手にして自由にリズムをとり、和気あいあいと楽しんでいた。
また、海南・紀の川風力発電事業に反対する意志を示そうと、風車の羽根65㍍と同じ長さの布を会場に掲示。「あかんわナァ~」などと記した看板と共に、独創的なPR方法で風車建設への異議を示した。
同町在住の染織家、船山れいらさんは「さまざまな人たちに来てもらい、良い関係を築いてもらいたいです。被災時などの窮地にもその関係は強い力になると思います」と話していた。