SDGs達成へできること 関西弁カルタ作り

 国連が掲げる「SDGs」(持続可能な開発目標)に理解を深め、活動の推進に向けて関西弁のかるたを作る催しが10日、和歌山県和歌山市のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開かれた。近畿地区JA女性組織協議会が主催。50歳以下の女性たちでつくるフレッシュミズ部会の研修会で実施した。.

 SDGsは、2015年に国連で採択された、持続可能な社会をつくるための17の目標のことで、「世界の皆が協力し、平和な世界をつくろう」というビジョンが掲げられている。

 かるたを作ることで、SDGsの取り組みについて当事者意識を持ち、地域に広めてもらおうと実施。近畿各府県から同部会会員の代表ら55人が参加し、研修会では「SDGsとわたしたちのくらし・活動」をテーマに情報交換した。

 かるた作りではグループに分かれ、割り当てられた文字で始まる文章を関西弁で表現。それに合った絵を添えて完成させ、SDGsの17の目標のどれにあてはまるかを考えた。

 和歌山県同部会副部長の中川多賀子さん(=橋本市)は、「暑すぎる 地球の温度 どこまでいくねん!!」との標語で一番にカルタを完成させ「9月なのにこの暑さ。地球環境を真剣に考えていかないといけないと思いました。世界の課題ですが、関西弁なので身近に捉えることができます」と話していた。

 完成したかるたはデータ化され、今後の活動に生かされるという。

アイデアを出し合いかるたを作る会員たち