マスクで子どもたち応援 楠見婦人会が寄付
和歌山市の楠見婦人会(宗眞紀子会長)は15日、市立楠見小学校(大谷、梶本久子校長)に手作りの布マスク120枚を贈った。
市内の婦人会では、知事の要請を受けて子どもたちが使う布マスクを作っている。楠見婦人会では、要請を受けて約20人の有志がそれぞれの家でマスクを製作。マスクに使う布やゴムなどが不足する中、布は婦人会のメンバーで調達したり、地域住民が「使ってほしい」と譲ってくれたりしたもので、ゴムは太いゴムから細いゴムまでさまざまなものを使って補った。
マスクはプリーツ付きや立体型、チェック柄や水玉模様などさまざま。連絡所に集まった婦人会のメンバーが縫い目やゴムの強度を確認し、袋に詰めて小学校の梶本校長に手渡した。
宗会長は「子どもたちへの応援の気持ちを込めて作りました。地域が助け合って、当たり前に元気に過ごせていた日々が戻ってくるようにと願っています」、梶本校長は「マスクを作るにも材料が不足している中でも作ってくれていると聞いて、心強く思いました。マスクが足りていないので、学校が再開したら子どもたちも喜ぶと思います」と話していた。
同婦人会では、今後もマスクを作り、地区にある楠見東、楠見西小学校や一人暮らしの高齢者にも届けていきたいとしている。