市駅前広場にクスノキ ソロプチ和歌山寄贈

女性の奉仕団体、国際ソロプチミスト和歌山(津山清美会長)は、南海和歌山市駅前広場に市の木であるクスノキ2本を贈り、8日に寄贈式が行われた。

同駅前に新しい市のランドマークとなるキーノ和歌山と新市民図書館が全面オープンしたのは昨年6月。刷新された市の玄関口にはさらに昨年末、交流空間となる「市駅前広場」が完成した。

2017年8月、市が広場の利活用について公募したところ、同団体からクスノキを植樹する提案があり、広場の完成を受けて今回の寄贈式を迎えた。

同団体にとっては、来年5月に迎える認証50周年記念事業の一環となり、広場の左右2カ所に高さ約5㍍の若木が植えられている。

クスノキは1969年2月、市民への公募で市の木に制定された。樹木の中でも最も寿命が長いとされ、常緑広葉樹で枝張りが広く、樹姿の雄大さと成長力の強さは市勢発展を象徴するとされる。

寄贈式は市民図書館で行われ、同団体からは津山会長、認証50周年記念特別委員会の喜田美紗子委員長ら6人が出席。津山会長から尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長からは感謝状が贈られた。

津山会長は「まち歩きの拠点となっていく場所に、50周年を記念して植樹ができたことを会員一同喜ばしく思っています」と話し、尾花市長は「市駅前広場はいろんな方がいろんな活動をしてもらえる場所。クスノキがシンボルツリーとして末永く愛されるよう、大木になるまで見ていきたい」と感謝と期待を話した。

広場のクスノキの前で尾花市長(左から3人目)と津山会長(同4人目)ら国際ソロプチミスト和歌山の皆さん

広場のクスノキの前で尾花市長(左から3人目)と津山会長(同4人目)ら国際ソロプチミスト和歌山の皆さん