ベトナムの高校生とオンライン交流 6校で
和歌山県内の高校6校とベトナム・クアンナム省の高校生が7日、オンラインによる交流を行い、各校や各国の文化を紹介し合った。
2019年にベトナムのグエン・スアン・フック首相(現国家主席)が紀の川市を訪問した際に、日越友好議員連盟会長を務める二階俊博自民党幹事長と会談。両国の子ども・青少年の交流の重要性を確認し、20年1月に県とベトナムの高校生の交流が始まった。
外務省が推進する国際交流事業「対日理解促進交流プログラムJENESYS2019」の一環として県内の高校生(橋本・粉河・日高・神島・熊野・新宮高校)の生徒がベトナムを訪問。現地高校生との交流や文化体験を通じて両国の関係を深めた。
新型コロナの影響により両国の往来ができないことから今回、各校でオンラインによる青少年交流を実施。県立粉河高校では2年生3人、オブザーバーの生徒5人が参加した。
生徒たちは英語で紀の川市の位置や粉河寺、和歌山電鐵・貴志駅のたま名誉永久駅長、特産のフルーツ、同校のクラブ活動や文化祭などについて紹介し、それぞれの魅力を発信。
また、ベトナムの高校生との各文化や各校についての質問やディスカッションが行われた。
県国際課国際企画班の山下善夫班長は「オンラインを通じて交流を深めることができた。青少年の交流がこれからもできるように進めていきたい」と話した。