修学旅行前にオンライン交流 小倉小の児童
和歌山市立小倉小学校(同市新庄、嶋田裕子校長)の6年生40人が11月29日、新宮市立三輪崎小学校の6年生とオンラインでつながり、初の試みとなるリモート交流会を行った。
小倉小学校の6年生は1、2日に那智勝浦町や串本町、白浜町などの紀南地方へ修学旅行に赴く。一方、三輪崎小学校の6年生らも和歌山市内に修学旅行に来ることから、事前学習を兼ねて互いの住む地域について発表する同交流会を企画し、実現した。
交流会は、三輪崎小学校の発表からスタートし、同校の特色である伝統芸能や、ふるさと自慢として熊野古道や那智の滝などを紹介した。また、小倉小学校の児童らに紀南地方の特産品である那智黒や鈴焼をお土産に薦め、「修学旅行を満喫し、楽しんできてください」と伝えた。
小倉小学校では、「GIGAスクール構想」の一環として今春に導入された端末を使い、一人ひとりが画面越しに、児童それぞれの発表を興味深そうに聴き入っていた。発表では、小倉地区にある「総本家駿河屋善右衛門」「まつや食堂」「光恩寺」「カクタス・ニシ」「上小倉神社」について、クイズや食レポ、インタビュー動画などを盛り込み、楽しく紹介した。
同校の檜垣萌杏梨(めあり)さん(12)は、「緊張したけれどいい機会になった」とにっこり。辻凌成さん(11)は、「修学旅行をずっと楽しみにしていたけど、紹介してもらってもっと楽しみになった」と笑顔で話していた。