未来のアーティスト表彰 21年度川端龍子賞

美術振興に取り組む和歌山市内の学校を表彰する「川端龍子(りゅうし)賞」と、優れた美術作品を制作した子どもに贈る「幼児児童生徒川端龍子賞」の2021年度表彰式がこのほど、和歌山城ホール(同市七番丁)で行われ、受賞した2団体と23人に表彰状と記念品が贈られた。

同市出身の日本画の巨匠、川端龍子(1885~1966)は、流動感あふれる豪放な作風で知られ、1959年に文化勲章を受章。66年には名誉市民の称号を受けている。川端龍子ゆかりの地である同市は、図画工作・美術教育の振興を図るため、2013年度から財団法人川端龍子顕彰会の事業を引き継ぎ、両賞を授与している。

表彰式では、阿形博司市教育長が受賞者をたたえて賞状と盾を手渡し、「みずみずしい感性を忘れずに活動を続けてもらい、未来の和歌山市を導く素晴らしいアーティストになってもらいたい」と期待を寄せた。

受賞者を代表してあいさつした伏虎義務教育学校の十河秀彰校長は「この賞を機会に、子どもたちが前向きになり、原動力にしていってもらえれば」と願い、日進中学校3年生(当時)の鈴木綾乃さんは「より自分らしい作品ができるよう励んでいきたい」と意気込んだ。

人や動物たちが歌い、チョウが舞うカラフルで楽しい世界と、それを包み込む自分という創造力豊かな絵を描いた和歌浦小学校2年生(当時)の宮田美玲さん(8)は、「絵を描くのが好き。大きくなったらデザイナーになりたい」と笑顔で話していた。

 

阿形市教育長㊧から賞状を受け取る受賞者

 

受賞者と団体は次の皆さん(所属、学年などは当時)。

【川端龍子賞】

吹上小▽伏虎義務教育学校

【幼児児童生徒川端龍子賞】

〈保育所認定こども園幼稚園部門〉大西柚衣(岡山幼4歳児)▽原田千咲(みちる保4歳児)▽織田葵衣(しょうぶこども園5歳児)▽鈴木愛海(みちる保5歳児)▽若狭海音(かんどりこども園5歳児)

〈小学校低学年部門〉北田蒼太(宮北小1年)▽中越悠斗(山口小1年)▽中村美佐(宮北小2年)▽宮田美玲(和歌浦小2年)▽奥村夏帆(雑賀小3年)

〈小学校高学年部門〉石井達也(和歌浦小4年)▽南谷玲奈(雑賀小5年)▽貴志遥(山口小5年)▽安藤綾音(雑賀崎小6年)▽中元瑠美(岡崎小6年)

〈中学校部門〉中谷梨華(伏虎義務教育学校7年)▽重松那津実(加太中2年)▽鈴木綾乃(日進中3年)▽川野羽月(同)▽木野晃誠(近大付和歌山中3年)

〈高校部門〉石川葵(市和歌山高2年)▽土屋暉人(同)▽堀之内康介(同)