秋の夜長は地酒を 「楽しむ会」に約300人
和歌山県内13酒蔵、40銘柄以上の日本酒が味わえる「和歌山の地酒を楽しむ会」が、和歌山市のアバローム紀の国で3年ぶりに開かれた。県内外から294人が集まり、個性あふれる日本酒の飲み比べを楽しんだ。
10月1日は「日本酒の日」であることから和歌山の地酒の良さやおいしさを広めようと県酒造組合連合会が主催。
同連合会の山本文男会長は「和歌山は水が良い。和歌山市から新宮市まで各蔵の個性が楽しめる。秋の夜長を楽しんで」とあいさつ。
参加者らは、12マスに仕切られた盆を手に、㈱九重雜賀の「雑賀純米大吟醸山田錦」や、高垣酒造㈱の吟醸「龍神丸」など好みの日本酒を選び、県産食材を使用した料理と共に味わった。
友人と初めて参加した30代の女性は「同じ酒蔵でも味が違う。初めて飲む銘柄もあり、飲み比べながら料理も進み楽しかった。全部飲みたかった」と笑顔。名手孝和副会長は「イベントを通して各酒蔵がそれぞれ高め合い、和歌山のお酒が世界で評価されるブランド力を培っていけたら。ぜひ地元の酒を愛飲していただきたい」と話した。