和歌山の現場の声を形に 国と地方の強固なネットワークで

本年はじめての「がんばってます」。卯の年、本年も全力で頑張ります。
コロナ禍になり約3年が経過しました。これまでさまざまな対策を進めてまいりましたが、ワクチン接種が普及し、治療薬もでき、治療法も確立されてきました。今、第8波の渦中にあり、予断が許せない状況ではありますが、コロナ禍の中で開催の中止を余儀なくされていた、和歌山県下での新年の各種行事の多くが本年は再開され、関係者の皆さまと直接お会いし、言葉と笑顔を交わせることの大切さを改めて実感いたしました。
今年は、和歌山が熱い!といわれています。
まず、串本町の小型ロケット発射計画です。民間初のロケット発射場「スペースポート紀伊」で、カイロスロケット1号機の発射が2月末に計画されており、全国からの注目を集め期待されています。
また、南紀白浜空港と羽田空港を結ぶ定期便が2月、現在の1日3往復6便から4往復8便に増便されます。これは、将来の増便に向けた実証実験ですが、この機会に実績を上げ、この路線にニーズがあることを証明したいと関係者の方も固く決意をされているところです。また、地元の行政・企業・地域住民の皆さまによる創意工夫で、観光のみならず、IT企業のサテライトオフィス誘致に力を入れるなど、ワーケーション環境の整備にも着実に取り組んでこられた成果が実を結んでいると思います。
2月11日には、和歌山ビッグホエールにて、関西初上陸となる、東京ガールズコレクションの開催が決定しました。「TGC地方創生プロジェクト」として全国各地で開催されてきた東京ガールズコレクションです。若い皆さんを中心とした多くの方々に、イベント会場だけではなく和歌山の各地を訪れていただき、魅力あふれる観光地や食文化を満喫していただけることを期待しています。
毎年恒例の和歌山放送「新春国会議員座談会」では、今年のキーワードを、「共戦・ネットワークで地域のお声を形に」としました。「大衆とともに」の原点、生活現場に寄り添い、小さな声に真摯に耳を傾けながら、国会議員と地方議員のネットワークを生かして、それを政策に反映する。立党精神を体現するべく、公明党は、地域密着でネットワークの力を発揮してきました。
和歌山市の紀の川に架かる「六十谷水管橋」の一部が崩落する事故が発生した際、公明党和歌山市議から、私の携帯にすぐ連絡が入りました。密接に連携を取りながら、事故翌日には、早期復旧への支援などを求める緊急要望を取りまとめ、斉藤鉄夫国土交通相に提出。断水地域への給水車の緊急派遣につなげ、次の日には県・市議とともに現地を調査し、尾花正啓市長から応急措置を含む復旧工事への支援要請も受け、復旧工事にかかる経費への財政措置に関する要望を厚労省に提出しました。その結果、厚労省により敷設後40年以上を経過した水管橋の補強や耐震化に必要な事業費の3分の1を補助する新制度が創設され、和歌山市の水管橋復旧工事に適用されました。
引き続き要望をいただいておりました、河川を横断する導水管及び送水管の複線化事業についても補助対象とすることも、水道管路耐震化等推進事業(交付金)により、管路の複線化に対する補助対象事業が新設されることとなりました。
現場のお声をネットワークの力で形にすることは重要であり、これからも国と地方の強固なネットワークの基盤をさらに盤石にし、スピード感をもち、和歌山のお声を形にしてまいる決意です。この4月の統一地方選に断固勝利し、皆さまのお声にお応えできる党をしっかりと構築してまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。