交通ルールも学び 広瀬小でチビッコ運動会

小学校2年生までの子どもに、楽しく交通ルールを学んでもらおうと11日、和歌山市広瀬中ノ丁の広瀬小学校で「チビッコ運動会」が開かれた。

「小さな子どもに信号機の意味を教えたい」と、交通安全母の会広瀬地区会(大槻太津子会長)と、同校、PTA、警察、地域が協力し、2002年から行っている。新型コロナの影響で3年間中止となり、4年ぶりの開催。1歳から8歳までの子ども約100人が参加した。

運動会に先立って交通安全教室が開かれ、もし車に閉じ込められたらどうすればいいかを、同会メンバーと県警マスコット「きしゅう君」が「クラクションをグーか肘で押す、それでもダメならお尻で」と、歌い踊って紹介した。

また信号機のある横断歩道の渡り方、どの色のときはどうするか、赤、青、黄色の衣装に身を包んだ信号レンジャーが登場し、教えた。

和歌山西署の小野優介巡査部長は一つだけ守ってほしいこととして、「自転車に乗る時は絶対に道に飛び出さないで」と伝えた。

お待ちかねの運動会では信号の赤、青、黄色チームに分かれ、障害物レース、大玉転がし、玉入れなどを実施。懸命に競技に取り組む子どもたちに、保護者は大きな声援を送った。

7歳と5歳の娘が参加した40代女性は「地域のいろんな人の顔を知ることができ、安心できる」と笑顔。

7歳の娘と参加した40代女性は「普段体を動かす機会が少ないので、子どもはすごく楽しんでいた。自分より小さい子の面倒も見ていたので良い経験になったと思う」と喜びの表情だった。

参加者全員にシャボン玉、文具セットがなどがプレゼントされた。

大槻会長(66)は「今回は4年ぶりということもあり、参加者は過去最多人数だった。小さいうちから交通ルールを学び、事故に遭わないようこの運動会は毎年続けていきたい」と話した。

 

競技に挑む子どもたち