大岡千亜紀さん ミセスの世界大会へ
和歌山県紀の川市の大岡千亜紀さん(54)が女性コンテスト、ミセス・クイーン2022大会で日本代表に選ばれ、20日からアメリカのカリフォルニア州で開かれる世界大会、ミセスグローブクラシックに出場する。大岡さんは「たくさんの方に応援やサポートをもらい、自分だけの夢ではなく、みんなの夢になった。グランプリを目指したい」と意気込んでいる。
同大会は、約70カ国から選出された代表がグランプリに挑戦。アメリカの精神科医、ドクター・トレイシーが1996年に立ち上げた非営利団体、W.I.N.Foundation(ウィンファンデーション)とも提携し、女性の自立や社会貢献活動の支援につながっている。
幼少期のつらい経験などから、感情を抑えがちで自分に自信が持てなかったという大岡さんは、同団体の思いに共感。自身の殻を破るため大会へ出場し、全国から選ばれた18人が参加する東京大会で日本代表の栄光をつかんだ。
「誰かのサポートや支援によって、人は光を見いだすことができる。私が日本代表として大会に出ることで、誰かの勇気のきっかけになれば」と大岡さん。
ミセス・クイーンの大会では、自己PRやスピーチの他、地域課題への取り組みに関するSNS発信などが審査対象になった。和歌山の海が大好きだという大岡さんは、海洋汚染問題に目を向け、以前から取り組んでいる、和歌山市の磯の浦海水浴場での自主的な清掃活動について発信した。
大岡さんは「ハートセラピスト」として活動。岩出市にサロンを開き、香りによるヒーリングで、その人が自分を愛し、自分らしく輝けるようサポートしている。
世界大会のミセスグローブクラシックは、美しさだけでなく、社会的貢献や人道的活動などが評価の対象となるという。大岡さんは大会に向けて「世界中に友達をつくって帰ってきたい。世界大会でどんな刺激を受けられるのか、とてもわくわくしています」と話している。
帰国後、7月8日午後2時と6時から、和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で大会の報告会を開く。