異文化交流 マレーシアの生徒が河北中へ
海外の学生と交流を深めてもらおうと和歌山市北島の河北中学校(戸川定昭校長)で1日、マレーシアの中等教育学生との交流会が開かれた。
県観光交流課による海外学生の教育旅行誘致の一環。
マレーシアのSMK Putrajaya Presint(エスエムケープトラジャヤ プレシント)校の13歳から17歳までの生徒34人が来校。河北中の3年生約100人とダンス披露や英語での自己紹介などをして交流した。
河北中の生徒らによる合唱や生徒会の南中ソーラン演舞に続き、マレーシアの生徒らがスクリーンで自校を紹介、民族衣装をまとって民族ダンスを実演した。その後、両校の生徒が一緒になり各班をつくり、自己紹介や写真撮影、ゲーム、土産交換などを行った。慣れない実践の英会話に挑み、一生懸命に伝えようとする生徒や、大勢で肩を組み合って写真撮影をする生徒らの姿が見られた。
交流会を終えてマレーシアのアマニ・ザハラさん(13)は「最初は恥ずかしかった。河北中学生たちの性格がとても『かわいい』と思った」、ダニエル・リズさん(17)は「元気が良くてフレンドリー。自己紹介で打ち解けた時が良かった。たくさん話しかけてきてくれてうれしかった」、河北中の体育委員長で南中ソーランを披露した池田壮佑さんは「英語は苦手だけど結構通じた。ノリが良くて、写真を一緒に撮ったりして楽しかった」と笑顔。戸川校長は「こちらでプログラムを考えていたが、積極的にコミュニケーションを取り合い、思った以上に楽しんでいて、自分たちで流れをつくっていく彼らが頼もしかった。機会が少ない中、異文化を理解できる意義のあること」と話した。