県内は着用率46.5% 一般道後席シートベルト

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)和歌山支部は、シートベルト着用状況全国調査結果を19日に発表。県内の一般道路での後部座席のシートベルト着用率は、前年に比べ1・6㌽減少し、46・5%だった。全国の43・7%を上回ってはいるものの、いまだ多くの人が着用していないのが現状であることが分かった。

一方、高速道路での県内のシートベルト着用率は前年に比べ2・8㌽増加し、89・2%。全国平均を10・5㌽上回っている。

JAFは、後部座席シートベルト非着用による三つの危険性①本人致命傷(後部座席乗車)②同乗者致命傷(前席乗車)③本人車外放出(後部座席乗車)――を訴えている。後部座席でシートベルト非着用時に車が時速40㌔で衝突した場合、後席乗員は時速40㌔近いスピードで投げ出され、体を強く打ちつけたり、車外に放出されたりする危険性がある。また前席の乗員に致命傷を負わせることもあるという。

同支部は交通安全催事出展や安全講習会の実施時にシートベルト非着用の危険性、着用の重要性を訴え、シートベルト着用の啓発を続けていくとしている。

同調査は警察庁とJAFが合同で2023年10月10日~11月10日に全国885カ所で実施し、県内では一般道路11カ所、高速道路2カ所で行った。