シャボン玉ショーに歓声 バブルマン人気

和歌山市明王寺の道の駅四季の郷公園フードハンターパークで、土日祝日に登場するシャボン玉パフォーマー「バブルマン」が来園者に大人気となっている。軽快な音楽とトークに合わせ、無数のシャボン玉が一面に広がる幻想的なショーに子どたちは大喜び。「バブルマンすごい!」と大興奮の様子で、周囲を取り囲む。七色に輝く球体で、子どもから大人まで多くの人を夢のような世界に引き込んでいる。

バブルマンの正体は同駅の副駅長、李野高康さん(38)。「四季の郷公園をより多くの人に知って楽しんでもらいたい」と独学で学び、昨年8月からショーを始めた。

きっかけは、公園でシャボン玉をする大道芸人の周りに子どもが集まるのを見て、「シャボン玉の力ってすごい」と感じたこと。道具を買い、動画サイトのユー・チューブで技を研究した。こだわったのはシャボン玉を作る液体。大きくきれいにできるだけでなく、環境に優しいものをと試行錯誤し、秘伝となる最高のものにたどり着いたという。

李野さんは人前で話すのが好きだといい、マイクパフォーマンスと音楽でショーを盛り上げ、見る人を楽しませる。この日のショーでは、バブルマンが大きな縄を液体に漬け、空中に広げると、直径2㍍ほどの見たこともないような大きなシャボン玉が出来上がった。続いて水蒸気を吹き込んで白いシャボン玉を作ると、子どもたちは追いかけてつぶし、白い煙が出てきてびっくり。クライマックスはチェーンが4本ぶら下がった竿を両手に持ち、液体をたっぷり付け、空に向けて振りかざすと、周辺はシャボン玉でいっぱいになり、観客は大盛り上がりだった。

この日は「ミニバブルマン」こと吉本陽さん(8)も参加し、横でまねをしてシャボン玉を飛ばしていた。昨年秋に初めてバブルマンのショーを見て、そのかっこ良さに憧れて自身で道具を用意。たびたびイベントに訪れているという。

李野さんは平日は副駅長としてスケジュール管理や広報、人事、バーベキュー責任者など公園全体に関するさまざまな仕事をしている。

「道の駅は7月で4周年を迎え、食堂のメニューを新しくし、イベントも開催していきます。いつ来ても何か楽しいことをやっている道の駅なので、ぜひ来てください」とPR。「バブルマンも進化していくのでお楽しみに」と笑顔で話している。

バブルマンのパフォーマンスは土日祝に四季の広場で一日3回開催。問い合わせは同園(℡073・499・4370)。

 

クライマックスは無数のシャボン玉で幻想的に

 

シャボン玉に水蒸気を吹き込むバブルマン