候補者選び難航 衆院和歌山1区で自民県連

自民党和歌山県連は25日、和歌山市内のホテルで代表役員会を開き、次期衆院選の新和歌山1区、2区の候補者選定について、県連内で国会議員や県議ら5人以上の推薦人を得た人がいれば、6月1日の拡大役員会に諮った上で決定することを決めた。

2区は、二階俊博元党幹事長(県連会長)の三男、伸康氏(46)がすでに立候補を表明し、予定候補が就任する支部長への選任を県連に求めており、5人以上の推薦人が集まることは確実な情勢。1区は候補の具体名はまだ上がっておらず、公募する予定だが、6月30日の県連大会までの決定は困難とみられる。

代表役員会終了後に取材に応じた山下直也県連幹事長によると、新1区は、予定候補だった鶴保庸介参院議員が県町村会などの要請を受けてくら替えを見送ることについて、党本部の承認を得たことが報告された。

新たな候補の公募に向けて山下幹事長は「(選挙区に当たる)和歌山市、岩出市、紀の川市の県議、市議ら役員に集まってもらい、会議を早急にやらないといけない」と述べ、公募を広く周知し、できるだけオープンな形で候補を決めるには、県連大会までの決定は日程的に厳しいとの認識を示した。

山下氏はまた、前回(4日)の代表役員会後、石田真敏衆院議員と鶴保氏、山下氏が二階元幹事長と面会し、意見交換するとしていたが、二階氏の体調が回復せず、まだ実現していないことを明らかにした。

代表役員会での決定事項を説明する山下県連幹事長㊧

代表役員会での決定事項を説明する山下県連幹事長㊧

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧