「へんなハゼ」写真展 池辺裕子さんトークも

和歌山県の環境学習アドバイザーで、和歌山市に住むハゼ研究者の池辺裕子博士が、29日から7月3日まで、同市吹上の小松原アートスペースで「へんなハゼ展~河口から上流まで棲(す)むハゼたち~」を開く(写真は池辺さん提供)。

4回目となる今展では、約10種類のハゼの写真と、卵から孵(ふ)化する様子の写真、トビハゼ、ゴマハゼなど4種類以上の生体を展示する。

池辺さんは和歌山大学教育学部在学中にハゼの研究を始め、奈良女子大学大学院で博士号を取得。沖縄県の西表島で10年間、ミナミトビハゼの研究もした。

池辺さんによると、長年研究してきたトビハゼは、「魚なのにほとんど水の中におらず、胸ビレを手のようにして歩き、大きい目が愛らしい」のが特徴という。「ハゼといってもたくさんの種類があり、身近にもいろいろなハゼがいるので、写真と生体をぜひ見てみてください」とPRしている。

会場ではハゼをモチーフにしたグッズも販売され、30日午後2時から池辺さんのトークショー「ハゼってなんなん?」もある。

午後1時から6時(最終日は4時)まで。

問い合わせは池辺さん(℡090・1897・9938)。

繁殖期には雌雄並んでヒレを立て移動するハゼ

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