五穀豊穣願い 日吉神社で巫女舞の奉納
約1400年の歴史があり、現存する巫女(みこ)舞の中で最も古いといわれている倭巫女舞(やまとみこまい)が21日、和歌山県紀の川市東国分の日吉神社(中林郁雄宮司)に奉納され、多くの参拝客でにぎわった。
舞を伝承する倭会(本部・神奈川県)は、全国各地に支部を持ち約70人が所属。伊勢神宮をはじめ全国の寺社仏閣から依頼され、舞を奉納している。
同神社での奉納は、倭瑠七(やまとるな)代表の弟子として10年以上指導を受ける岩出市の夕鈴(ゆうりん)さんが、同神社の氏子だったことが縁で昨年から始まり、今回が2回目。
この日は瑠七代表が弟子の夕鈴さん、夕美さんと共に、「開き清めの舞」と、稲穂を持ち豊饒の実りを願う「祈り」を披露。参拝客は優雅で神秘的な舞に見入った。
瑠七代表は「私たちは農耕民族として、たくさんの人と協力し合いながら生きてきた。先祖から受け継がれたその魂が宿っている。それを思い出して、愛と調和の心で仲良く生きてほしい」と舞に込めた思いを話した。
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華麗な倭巫女舞
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